TOCOM金 21年2月限・夜間取引終値:5807円(前日日中取引終値比↓26円)

・想定レンジ:5719円-5850円

22日の東京商品取引所(TOCOM)金先物(期先:21年2月限)は大方堅調が予想されるも上値は重くなりそうだ。21日のニューヨーク原油先物相場において、6月限が急落し、一時1バレル=6ドル台と前日終値から60%を超える下げを見せる場面があった。前日に5月限が史上初のマイナスを記録したのに続き、経済の停滞が長引くとの見方が一段と強まっている。好調だった米ナスダックなどハイテク株も軒並み売られており、こうしたリスクオフムードが安全資産である金への需要を強める一方、非常時のドル買いに伴う換金売りが金に対しても発生すれば、東京金先物の重しになるとも捉えられよう。そのほか、昨日手術後の重体が伝えられた金正恩朝鮮労働党委員長にまつわる地政学リスクを意識されるニュースフローがあれば、金には支援材料となるかもしれない。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京金見通し:上値重く、原油価格の急落受け安全資産も換金売りか