NY原油先物は引けにかけて売りが加速し、再び20ドルを割り込み19.95ドルまで下落した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国が先週、過去最大規模の減産で合意したにもかかわらず、新型ウイルス蔓延による世界経済の悪化で需要鈍化が深刻化するとの懸念を完全に払しょくすることはできず売りに押された。新型ウイルスの蔓延を受けて、国際通貨基金(IMF)は2020年の世界経済成長見通しをマイナス3%と1月予想の3.3%のプラス成長から大幅に下方修正した。

特に原油価格動向が経済に影響するカナダの通貨カナダドルは、下落。ドル・カナダは1.3910−15カナダドルで高止まり。カナダ円は77円37銭から76円93銭まで下落した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:加ドル軟調、原油一時20ドル割れ