7日の日経平均は3営業日続伸した。終値は2月14日以来およそ2カ月ぶりに25日線上へ復帰するとともに、5日線が上向きに転じて短期的な買い圧力増大を示唆した。ボリンジャーバンドでは、一時+1σを上回った後、+1σ直下で終了し、3月13日の-3σ接近からの回復トレンドが一段と鮮明になったほか、RSI(14日ベース)は62.67%と今年初めて中立圏上限の60%超えを示現。今後はボリンジャーバンドの+2σ側へのシフトやRSIの80%接近が株価上昇を後押しする展開が期待できよう。ただ、ローソク足は上下のヒゲを伴い胴体の短い陽線で終了し、強弱感の対立を窺わせている。一目均衡表の
転換線が下降していることもあり、強い売り圧力も残っている点には引き続き留意したい。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:3日続伸、2月以来の終値25日線突破