米労働省が発表した週次新規失業保険申請件数は前週比334.1万件増の664.8万件と、予想376.3万件を上回り過去最多を更新した。失業保険継続受給者数は302.9万人と2013年以降で最高となったが、予想494.1万人は下回った。新型ウイルスを巡る外出自粛で経済がほぼ停止状態であることが前週に続き影響した。

同時刻に米商務省が発表した2月貿易収支は399億ドルの赤字となった。赤字幅は1月455億ドルから縮小。2016年9月来で最小となった。

失業保険申請件数の脅威の結果を警戒しドル売りが優勢となった。
ドル・円は107円42銭から107円02銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0880ドルからいったん1.0915ドルまで上昇した。

【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:664.8万件(予想:376.3万件、前回:330.7万件←328.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:302.9万人(予想:494.1万人、前回:178.4万人←180.3万人)
・米・2月貿易収支:−399億ドル(予想:-400億ドル、1月:−455億ドル←-453億ドル)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 米先週分新規失業保険申請件数、過去最多の600万件台、ドル売り