25日午前の東京市場でドル・円は、110円80銭台で推移し、やや伸び悩む展開。日経平均は前日比1036円高で午前の取引を終了したが、株高を意識したリスク選好的な円売りは特に確認されていないようだ。一部で米国の無制限の量的緩和策はドル売り材料になるとの見方が出ていることから、リスク選好的なドル買い・円売りがすみやかに広がるとの見方は増えていない。ここまでの取引レンジはドル・円は110円75銭から111円54銭、ユーロ・円は119円52銭から120円33銭、ユーロ・ドルは1.0768ドルから1.0815ドル。

■今後のポイント
・欧米諸国での新型肺炎の感染拡大に対する警戒感
・米国の無制限量的緩和
・主要国の財政出動期待

・NY原油先物(時間外取引):高値25.10ドル 安値24.20ドル 直近値24.73ドル



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:日経平均大幅高もリスク選好的な円売りは拡大せず