米国株式相場は大幅反落。ダウ平均は1338.46ドル安の19898.92ドル、ナスダックは344.94ポイント安の6989.84ポイントで取引を終了した。全米50州で新型コロナウイルスへの感染が確認され、感染拡大によるさらなる経済悪化への懸念から下落で始まった。米国政府による経済対策がなかなか成立せず、また、原油価格の急落を受けて投資家心理が一段と悪化すると下げ幅を拡大し、今週2度目のサーキットブレーカーが発動され取引が一時停止。ダウは2016年11月にトランプ政権発足後の上昇を全て消し、終値でも節目となる2万ドルを割り込んだ。セクター別では自動車・自動車部品やエネルギー関連の下げが目立った一方、食・生活・必需品小売りは唯一上昇した。

大手航空会社デルタ(DAL)は3月の収益が前年同月比で20億ドル減となることを警告し急落。また自動車大手各社は一時的な生産停止が報じられ、フォードモーター(F)、ゼネラルモーターズ(GM)は大幅下落となった。一方でウォールマート(WMT)は、生活必需品などの売上が大幅増となっており、アナリストによる投資判断・目標株価引き上げも手伝い上昇。過去最高値を更新した。

テクノロジー大手、アップル(AAPL)は中国を除く直営400店超を休業としている中、超広角カメラ搭載のタブレット端末の上位機種「iPad(アイパッド)プロ」新製品を発表。25日から販売する。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ1338ドル安、全米50州で新型ウイルスの感染確認