12日の日経平均は大幅続落した。ローソク足は下ヒゲを出したがマドを空けて胴体部分の長い陰線で終了し、強い売り圧力を再確認した。ともに下向きの25日線が200日線に上から接近してデッドクロス形成が迫ってきた。一目均衡表では基準線と転換線が下降し、ボリンジャーバンドでは終値が-2σを下回ったこともあり、下値拡張局面の長期化リスクが増している。騰落レシオやRSIは極端な「売られ過ぎ」ゾーンに滞留しているが、パラボリックの陽転値は21000円以上と本日終値を大幅に上回っており、トレンド転換の兆候は窺えなかった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:大幅続落、ボリンジャーは下値拡張を示唆