21日のマザーズ先物は前日比6.0pt高の819.0ptと反発して終了となった。高値は828.0pt、安値は805.0pt、取引高は3957枚。本日のマザーズ先物は、朝方の買い戻し一巡後は上値の重い展開となった。コロナウィルスの感染拡大を嫌気する流れから前日の米主要3指数が揃って下落したことを受けて、ナイトセッションで積まれたとみられるマザーズ先物売りが、朝方のメルカリ<4385>やフリー<4478>などの主力銘柄の堅調スタートを睨んで買い戻されたもよう。ただ、買い戻しの動きは朝方で一巡し、その後は香港市場などのアジア株の軟調スタートが個人投資家心理にも影響を与えた。週末要因も相まって、積極的な押し目買いの動きは乏しく、日中取引終了時間にかけては様子見ムードの地合いとなった。個別では、前日に上場来高値を更新したフリーの上値追いが続いたほか、丸井と業務提携などを発表したメルカリもマザーズ市場をけん引した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:反発、買い戻し一巡後は様子見ムード