米国株式相場は上昇。ダウ平均は115.84ドル高の29348.03、ナスダックは84.44ポイント高の9817.18で取引を終了した。中国政府による景気支援策が好感され、買いが先行。昨日に下落が目立ったハイテク株を中心に買い戻しが広がり、終日堅調推移となった。FOMC議事録では、多くの連銀高官が現行の金融政策が適切と考えており、金利を維持する方針で一致したことが示された。S&P500とナスダックは過去最高値を更新。セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方、不動産や公益事業が下落した。

電気自動車のテスラ(TSLA)は、一部アナリストが差し迫った株価下落のきっかけ(カタリスト)は見られないとの見解を示し上昇。GPS電子機器のガーミン(GRMN)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移。米長期金利の上昇で、シティ・グループ(C)、バンクオブアメリカ(BAC)、JPモルガン(JPM)など金融各社が軒並み買われた。一方で、クーポン共同購入サイトのグルーポン(GRPN)は、決算内容が嫌気され40%超の急落となった。

ミネアポリス連銀総裁は、米国がアジア景気減速の影響を免れる可能性は低く、次回の金利決定では利下げが有力になるとの見解を示した。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ115ドル高、ハイテク株に買い戻し