以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「☆副業時代の株式投資☆株価レーティングを使った短期ほったらかし投資「トランプ式投資術」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年2月8日14時に執筆


株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。


個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。


レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。


はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。


「玉」と「石」の違いはなんなのか。証券アナリストの「大野芳政」が株価レーティングを15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの法則を発見しました。


そこで、レーティング公開後の値動きが一巡した銘柄から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている注目銘柄を紹介します。

☆今週の2銘柄はこちら!!

■ユーピーアール<7065>


東海東京調査センターが1月30日に投資判断「OUTPERFORM(強気)」を据え置き、目標株価を3,360円→3,850円に引き上げたことが伝わっています。


注目点はレポートの内容です。レポートによると、「家電パレット協同利用研究会で、ルームエアコンに関する物流をパレット化することで合意した模様であり、13型のパレットサイズを軸に調整に入っている」ようです。こうした中、「主要競合相手の同サイズの取扱いは限定的であり、同社が家電業界においてもパレットレンタルの主軸企業となれる可能性もある」としており、不確実性はあるものの、投資家の期待を煽るには十分な内容だと、私は考えています。


短期的にも、同証券では今期の業績は会社予想を大幅に上回り、来期も大幅な増益を予想しているので、株価が下落する局面では押し目買いの好機になると私は見ています。

■オービック<4684>

岩井コスモ証券が1月29日付で投資判断を新規に「A」、目標株価を18,000円としたことが伝わっています。

レポートは、「人手不足の問題解消や働き方改革に取り組む企業のIT投資の拡大が追い風となる」としておりますが、これは市場ではすでに織り込み済みの内容といえるでしょう。しかし、「クラウドサービスをドライバーとした中長期的な成長が期待できる」とも書かれており、決算発表が本格化する中での買い安心感が注目されるのではないかと、私は考えています。

株価は一旦調整局面が予想されますが、中長期的にはオービックだけに「おー、びっくり!」な展開を期待しています。

※ブログでは株価レーティングを利用した投資法の運用記録を公開しています。

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執筆者名:大野芳政
ブログ名:☆副業時代の株式投資☆株価レーティングを使った短期ほったらかし投資「トランプ式投資術」




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情報提供元: FISCO
記事名:「 大野芳政:アナリストが教える「株価レーティングで1億円儲ける!」副業時代の投資術【FISCOソーシャルレポーター】