米国株式相場は上昇。ダウ平均は88.92ドル高の29379.77、ナスダックは63.47ポイント高の9572.16で取引を終了した。中国政府が14日より米国からの輸入品750億ドル相当に対する関税を半減させることを発表したものの、利益確定の動きから、寄り付き後はもみ合う展開となった。その後は、コロナウイルスを巡る懸念が一服したこともあり、堅調推移となった。セクター別では、メディアやソフトウェア・サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。

短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、決算で売上高及びユーザー数の伸びが予想を上振れ大幅上昇。新聞のニューヨークタイムズ(NYT)は、決算内容が予想を上振れたほか、増配を発表し、15年ぶりの最高値更新となった。バイオ医薬品のブリストル・マイヤーズ(BMY)は、決算内容が好感され堅調推移。一方で、ファストフードのヤムブランズ(YUM)と食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)は、決算内容が予想を下振れ下落した。

通信大手のTモバイルUS(TMUS)はマーケット終了後に10-12月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ88ドル高、コロナウイルスを巡る懸念が一服