27日のマザーズ先物は前日比2.0pt高の896.0ptと続伸した。なお、高値899.0pt、安値は892.0pt、取引高は1902枚。本日のマザーズ先物は、年末休暇で引き続き市場参加者が少ない中、指数インパクトのない直近IPO銘柄に物色が集まり、小幅ながらの続伸に留まった。前日の米国市場では、中国が来年1月に予定している貿易合意の署名に関して、米国と緊密に連携しているとの発表を受けて買いが先行し、NYダウなどは最高値を更新した。ただ、東京市場では、年末休暇のために引き続き取引に参加している機関投資家は少なく、東証1部市場では商いが低調だった。こうした中、個人投資家の物色は直近のIPO銘柄に集まる展開となった。一方、ここ数日買い戻しが入っていた指数インパクトの大きい時価総額上位銘柄は軟調だったため、マザーズ先物は現物の指数ほどには上がらなかった。売買代金上位の多くは直近IPO銘柄が占める形となった。JTOWER<4485>やJMDC<4483>が上昇したほか、gbHD<6557>やランサーズ<4484>などが大幅高となった。一方、AIinside<4488>やマクアケ<4479>などは下落した。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況: 小幅ながら4日続伸、時価総額上位銘柄は軟調