24日のマザーズ先物は前日比10.0pt高の867.0ptと大きく反発した。なお、高値871.0pt、安値は857.0pt、取引高は2169枚。本日のマザーズ先物は、久々に時価総額上位銘柄群が強含み1%を超える大幅反発となった。前日の米国市場では、中国による輸入関税の引き下げが好感され主要株価指数は揃って上昇。ただ、東京市場では、対ドルの為替が円安に振れていないことなどもあり、クリスマス休暇で海外投資家が少ない薄商いの中、狭いレンジでの小動きに留まった。マザーズ先物もナイトセッションの間はこう着感の強い値動きだった。こうした中、日中取引入ってからは、個人投資家の関心は幕間繋ぎ的な形でマザーズ市場に注がれ、本日は久しぶりに新規上場企業がなかったということもあり、物色の矛先はIPOに伴う資金流出によって軟調に喘いでいた時価総額上位銘柄群に向かった。結局、マザーズ先物は午後に入ってから上げ幅を拡げる展開となり、久しぶり1%を超える大幅上昇となった。売買代金上位では、直近IPO銘柄であるマクアケ<4479>やフリー<4478>が大きく下落した一方、指数インパクトの大きいそーせい<4565>、メルカリ<4385>などが上昇した。時価総額上位銘柄ではその他、TKP<3479>、ラクス<3923>、ミクシィ<2121>なども大幅上昇となった。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況: 大幅反発、久々に時価総額上位銘柄が堅調推移