米国株式相場は上昇。ダウ平均は137.68ドル高の28376.96、ナスダックは59.48ポイント高の8887.22で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が前週から大きく減少し、買いが先行。ハイテク株を中心に買いが広がり、終日堅調推移となった。米下院がトランプ大統領の弾劾訴追決議案を賛成多数で可決したものの、共和党が過半数を占める上院で有罪と認定される可能性は低いとの見方から、相場の反応は限定的だった。セクター別では、不動産や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や銀行が下落した。

食品のコナグラ・ブランズ(CAG)は、業績見通しを上方修正し大幅上昇。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)は、一部アナリストによる投資判断引き上げにより上昇。半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は、決算内容が好感され堅調推移。一方で、レストラン運営のダーデンレストランツ(DRI)は、決算内容が嫌気され下落した。

マーケット終了後にスポーツ用品のナイキ(NKE)が発表した9-11月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、粗利益率が下振れ、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ137ドル高、ハイテク株に買い広がる