本日のマザーズ先物は、米国株式市場での方向感の定まらない相場展開を背景に買い見送り気分の強い展開が想定される。前日の米国株市場は、先週の米中合意を好感した買いと高値警戒感からの利食い売りが交錯し、主要株価指数は高安まちまちの動きだった。このため、手掛かり材料に欠けた展開で、全般は様子見ムードの強い展開となりそうだ。また、昨日もマクアケ<4479>が連日の大幅高を演じるなど直近IPO銘柄を中心とした個別株の活況はみられる一方で、サンバイオ<4592>やTKP<3479>、メルカリ
<4385>、Sansan<4443>といった時価総額上位銘柄は揃って軟調さが目立っていた。こうした中、本日もマザーズ市場には、SREホールディングス<2980>とランディックス<2981>の2銘柄が新規に上場する。このため、本日も、時価総額上位銘柄群は軟調である一方で、指数インパクトのないIPO銘柄は人気化といった展開が想定され、マザーズ先物には重しとなりそうだ。上値のメドは857.0pt、下値のメドは848.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:引き続き全体は重く、直近IPOに資金集中か