米国株式相場は上昇。ダウ平均は220.75ドル高の28132.05、ナスダックは63.27ポイント高の8717.32で取引を終了した。トランプ大統領が米中合意を示唆するツイートを行い、寄り付き後から上昇した。米国が中国に対して15日に予定される追加関税の中止と既存関税措置の減額を提案したことが伝わり、堅調推移となった。セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が上昇する一方で不動産や公益事業が下落した。

複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)やコーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇。航空大手のデルタ航空(DAL)は、20年12月期の利益見通しが前年を上回ると予想し堅調推移。一方で、ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は、決算内容が予想を下振れ下落。交流サイトのフェイスブック(FB)は、FTC(連邦取引委員会)が同社のメッセージングサービスなどの統合を禁じる可能性が報じられ軟調推移となった。

マーケット終了後に会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)が発表した9-11月期決算は、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ220ドル高、米中合意への期待が強まる