米国株式相場は上昇。ダウ平均は28.01ドル高の27677.79、ナスダックは4.03ポイント高の8570.70で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、10月製造業受注が増加に転じ、買いが先行。その後は、米中通商協議の動向を見極めたいとの思惑から下落に転じる場面もあったが、引けにかけて再び上昇した。耐久消費財・アパレルやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で小売やエネルギーが下落した。

ビジネスチャットツールのスラック(WORK)は、通期見通しを引き上げ上昇。ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は、決算内容が予想を上振れ堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、シティグループによる目標株価引き上げを受け買われた。一方で、食品小売のクローガー(KR)は、決算内容が予想を下振れ、下落。宝飾品のティファニー(TIF)も、決算内容が嫌気され売られた。

医薬品のバイオジェン(BIIB)は、3月に打ち切った日本のエーザイと開発中のアルツハイマー治療薬の研究を再開する計画を発表した。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ28ドル高、米中協議の不透明感が上値を抑える