本日のマザーズ先物は、米国株高や円高一服を映して、買い戻しの動きが先行しそうだ。前日の米国市場では、米メディアが「米中両国が貿易協議の『第1段階』の合意に近づきつつある」と報じたことを受け、協議長期化への懸念が後退。主要指数は4日ぶりに反発した。また、シカゴの日経225先物も上伸しており、日経平均も反発スタートが見込まれ、マザーズ先物にも買い戻しの動きが強まりそうだ。外部環境の不透明感を背景に、主力の東証1部市場を避けた資金が新興市場などの中小型に向かい、底堅い展開が続いている。本日も米国株高を背景に買いが先行して始まりそうで、マザーズ先物にも好影響を与えよう。また、これら中小型株は値動きが荒いものも多いが、教育関連、無電柱化関連、上場子会社の再編関連などテーマが多岐にわたっており、急伸した銘柄が失速しても別の急騰銘柄が出てくるという状況が続いている。マザーズ市場が堅調さを維持できれば、一段とマザーズ先物高につながる可能性もある。上値のメドは920.0pt、下値のメドは900.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:外部環境の好転を背景に買い戻しか