本日のマザーズ先物は、前日の米株高や為替の円安基調を背景に買いが継続しそうだ。前日の米国市場では、トランプ大統領やコンウェイ大統領顧問が米中貿易協議の第1段階の合意に近づいているとの見方を示したことなどから、協議進展への期待が続き、主要株価指数も続伸し過去最高値を更新した。円相場は1ドル=109円近辺で推移しており、良好な外部環境を受けて投資家心理の改善が続きそうだ。マザーズ先物は足元で指数との逆ざやを解消。売買高も膨らんでおり、マザーズ指数の急ピッチの戻りでヘッジ目的の売りの解消や一段の上昇を見越した買いが広がっているとみられる。ただ、米中協議の進展期待は前日の東京市場である程度織り込まれており、新たな材料が出てこなければ夜間取引での高値(909pt)を大きく上回ることは難しいか。
また、マザーズ指数や先物は前日に900pt台の大台を回復し、目先の達成感も台頭しそうだ。買い一巡後は模様眺めムードとなる可能性がある。上値のメドは915.0pt、下値のメドは900.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:買い継続を想定、ただ目先達成感も