S&P500先物       3082.75(- 3.25) (17:45現在)
ナスダック100先物  8216.00(-14.50) (17:45現在)

 17時45分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は20ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比0.60ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、8日の米株式市場は売り優勢で始まりそうだ。

 前日の中国商務省の「米中が段階的な関税撤回に合意」との発表に対して、米国側からは決定事項ではないとの指摘が出る一方、合意に楽観的との見解もあり、取り敢えず期待感は続くとみられる。中国外務省は本日、「関税撤回に関して新たに付け加えるものはない」とコメントしている。NY原油先物は、中国の貿易統計好感や米国内のリグ稼働数の減少予想で底堅い展開が見込まれる。

 本日発表となる米国の経済指標は、11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値と9月卸売在庫改定値。なかでもミシガン大学指数は前回3カ月ぶりの高水準に反発した勢いを維持するとみられており、株式市場にはややポジティブな材料になる可能性がある。



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:米中協議への期待感は継続へ