7日午前の東京市場でドル・円は弱含み。前日までの安全通貨売りを巻き戻す動きとなり、円買い先行でドルは108円70銭台に軟化した。

米中貿易協議は部分合意の署名に向け進展しているが、首脳会談は来月にずれ込む見通しとなり摩擦再燃への警戒が広がった。前日まで安全通貨の円などが売られたが、足元はそれを巻き戻す流れとなっている。

ドル・円は一段安となり、108円71銭まで下落。ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで推移し、日本株安継続を警戒した円買いに振れやすい。ただ、上海総合指数は上昇に転じており、円買いを抑制する可能性もある。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円71銭から108円98銭、ユーロ・円は120円21銭から120円64銭、ユーロ・ドルは1.1056ドルから1.1073ドルで推移した。





【経済指標】

・豪・9月貿易収支+71.80億豪ドル(予想:+50.50億豪ドル、8月:+66.17億豪ドル←+59.26億豪ドル)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は弱含み、安全通貨売りの巻き戻し