米国株式相場は下落。ダウ平均は0.07ドル安の27492.56、ナスダックは24.05ポイント安の8410.63で取引を終了した。主要株価指数の連日の最高値更新を受けて、利益確定の動きから売りが先行。事務用機器業界での買収観測が報じられた一方で、米中首脳会談の開催時期が12月となる見込みであると報じられ、貿易摩擦解消への期待がやや後退したほか、原油安が嫌気され上値の重い展開となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や保険が上昇する一方でエネルギーや半導体・半導体製造装置が下落した。

複写機のゼロックス(XRX)は、PCメーカーのHP(HPQ)の買収を検討していることが報じられ上昇。医療保険のヒューマナ(HUM)や薬剤給付管理会社のCVSヘルス(CVS)は、決算内容が好感され堅調推移。一方で、原油相場の下落で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)は、一部アナリストによる投資判断引き下げを受け30%に迫る急落。配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ(UBER)は、ロックアップ期間終了で売りが相次ぎ、上場来最安値となった。

半導体のクアルコム(QCOM)は、マーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高、1株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ0.07ドル高、利益確定の動きが相場の重し