以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株道氏(ブログ「株道−人に教えたくない私の相場帳−」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2019年10月28日11時に執筆

貸借銘柄とは、「空売りができる銘柄」のことです。空売りが絡むということでマイナスの影響を連想する方もいらっしゃるかと思いますが、裏を返せば、流動性が高く、上昇時に必要な買い需要を取り込めるだけの売り供給量があるともいえます。

東証一部の8割強、東証二部は約3割、新興市場は2割弱が「貸借銘柄」に指定されています。

空売りができるようになった銘柄は、値動きが緩やかになります。暴落局面でも、空売りの買戻しが入るため、下落スピードが遅くなります。

貸借銘柄に指定されていない流動性の低い新興銘柄は好材料で急伸しても空売りが入らないため、ストップ高で大幅上昇しやすい反面、大口投資家の意図で株価が操られやすく、急落した時は全く買い手がつかず、売るに売れないといったことがしばしば起こります。

新興銘柄が貸借銘柄に新規指定されると、投機性は薄まり、流動性の向上による売買の活発化が見込まれるという理由で、買いが集まります。

「リスク管理」は株式投資の基本です。「貸借銘柄」という視点をトレードにとり入れて、保有銘柄の特性を知ることでより安全な資産運用にお役立ていただければ幸いです。

ブログでも、日々、マーケットの動向を興味深く斬っていますのでぜひご訪問下さい。

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執筆者名:株道
ブログ名:株道−人に教えたくない私の相場帳−



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家株道氏:貸借銘柄でトレードするメリット【FISCOソーシャルレポーター】