29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円98銭から108円75銭まで下落して引けた。米中首脳が11月にチリで暫定合意署名する計画と報じられると期待感に一時リスク選好の動きが優勢となった。しかし、日時はまだ確定ではないと報じられたほか、米国の10月消費者信頼感指数が予想外に低下すると、楽観的見方が後退。

ユーロ・ドルは、1.1081ドルから1.1119ドルまで上昇して引けた。英国の欧州連合(EU)離脱延期の思惑にユーロ買いが続いた。

ユーロ・円は、120円64銭から121円07銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2905ドルまで上昇後、1.2842ドルまで反落した。欧州連合(EU)が正式に離脱延期を承認したためポンド買いが優勢となったが、12月の英国総選挙の可能性が強まると上昇が限定的となった。


ドル・スイスは、0.9956フランから0.9933フランまで下落した。

【経済指標】・米・8月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+2.03%(予想:+2.10%、7月:+2.03←+2.00%)・米・10月消費者信頼感指数:125.9(予想:128.0、9月:126.3←125.1)現況:172.3(9月170.6←169.0)期待:94.9(9月96.8←95.8)・米・9月中古住宅販売成約指数:前月比+1.5%(予想:+0.9%、8月:+1.4%←+1.6%)・



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情報提供元: FISCO
記事名:「 10月29日のNY為替概況