欧州市場でドル・円は108円80銭台でのもみ合い。欧州株は全面安で変わりなく、ややリスク回避的な円買いに振れやすい。一方、米株式先物は軟調地合い、米10年債利回りは低下基調だが、やや安全通貨買いの流れでドルが主要通貨に対して底堅く推移。そのため、ドル・円は下値が堅い展開となっているようだ。

 なお、18時半に発表された英国の9月住宅ローン承認件数は予想を上回り、ポンドは小幅に買われた。たた、ジョンソン英首相が議会に提出するとみられる総選挙実施法案の採決を控え、ポンド・ドルは1.2852ドルから1.2807ドルまで下落している。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円83銭から108円95銭、ユーロ・円は120円58銭から120円73銭、ユーロ・ドルは1.1075ドルから1.1086ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は108円80銭台、米長期金利は低下