28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円71銭から109円04 銭まで上昇して引けた。トランプ大統領が米中通商協議が予定より早く進んでおり、「第1段階」の協定をチリのAPECで署名し正式合意する可能性に言及したため期待感から株高、リスク選好のドル買い・円売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1084ドルまで下落後、1.1103ドルまで反発。

ユーロ・円は、120円62銭から120円98銭まで上昇した。

ポンド・ドルは、1.2829ドルから1.2877ドルまで上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱が延期される可能性が強まり、リスク警戒感を受けたポンド売りが一段と後退した。


ドル・スイスは、0.9970フランから0.9946フランまで下落した。

【経済指標】・米・9月シカゴ連銀全米活動指数:-0.45(予想:0.00、8月:0.15←0.10)・米・9月卸売在庫速報値:前月比-0.3%(予想:+0.2%、8月:+0.2%)・米・9月前渡商品貿易収支:−704億ドル(予想‐735億ドル、8月−731億ドル)・米・10月ダラス連銀製造業活動指数:‐5.1(予想:1.0、9月:1.5)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 10月28日のNY為替概況