23日の日経平均は3営業日続伸。終値は今年最高値を更新したが、ザラ場高値は18日高値を抜けず、上値は重かった。ローソク足は寄り引けほぼ同値で短い上ヒゲと長い下ヒゲを持つ「トンボ」に似た形状で引けた。高値圏でのトンボ出現とあって、大幅な反動安リスクにも留意が必要となろう。一目均衡表は転換線と基準線がともに横ばいを継続し、もみ合い局面入りを示している。ボリンジャーバンドでは、一昨日に続いてザラ場高値が+2σに届かず、上値拡張局面の終了が予想される。RSI(14日ベース)
は68.72%(前営業日64.15%)と中立圏上限が接近しており、ここからの過熱圏に向けての株価上昇には、新たに買い材料が必要となろう。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:終値3日続伸、トンボ出現で反動安リスク