7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円80銭から107円46銭まで上昇し、107円26銭で引けた。米中が部分的、暫定的なディールで合意する可能性があると報じられたことから、追加関税が回避できるとの期待が広がった。また、クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「中国企業の上場撤廃は選択肢にない」としたことが好感材料となり、米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1001ドルから1.0969ドルまで下落し、1.0970ドルで引けた。ユーロ・円は、117円36銭から117円91銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2332ドルから1.2289ドルまで下落した。英国と欧州連合(EU)の協議が難航し、合意なき離脱懸念が再燃してポンド売りにつながった。ドル・スイスは、0.9927フランから0.9966フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米中協議暫定合意への期待でドル反発