2日のロンドン外為市場では、ドル・円は107円73銭から107円50銭まで下落した。世界的な景気減速懸念などから欧州株が全面安、米株先物も大幅安となり、米10年債利回りが1.61%台まで低下したことで、ドル売り、円買いが優勢になった。

 ユーロ・ドルは1.0904ドルまで下落後、1.0935ドルまで上昇。ポンド売り、ポンド買い戻しに連れる動きになった。ユーロ・円は117円37銭まで下落後、117円60銭まで反発した。

 ポンド・ドルは1.2227ドルまで下落後、1.2298ドルまで上昇。英保守党大会でのジョンソン首相演説を控え、英国の9月建設業PMIの悪化を受けてポンド売りが進んだ後、買い戻しが優勢になった。ドル・スイスフランは0.9980フランから1.0006フランまで上昇。スイスの9月消費者物価指数の伸び鈍化を受けたフラン売りが続いた。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は107円73銭から107円50銭まで下落