27日の日経平均は反落。9月中間配当の権利落ち分(約160円)を考慮すると実質的に小幅安だった。ローソク足は下ヒゲを出したが陰線で終了。終値は下降に転じた5日線を下回り、短期的な下降局面入りを示唆した。ただ、昨日に25日線と75日線が200日線を上抜くゴールデンクロス(GC)を形成しており、本日の下落は中長期上昇トレンド中のスピード調整となったもようだ。一目均衡表では転換線がわずかに下降したほか、基準線が横ばいを継続。ボリンジャーバンドで終値が+1σを下回ったこともあり、目先のもみ合い局面入りが予想される。RSIは83.42%(昨日92.82%)と急降下したが、依然として過熱圏入りの目安となる80%を上回っており、短期的な調整圧力が継続しよう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:反落、長期GC示現も5日線下降で短期調整