欧州市場でドル・円は108円付近でのもみ合い。米10年債利回りが1.78%付近で下げ渋っており、ドル売りを抑制しているようだ。一方、欧州株式市場はほぼ全面高となり、やや円売りに振れやすい。ただ、米株式先物の軟調地合いで、今晩の株安への警戒感がドルの上昇を弱めているもよう。

 17時半に発表された英国の小売売上高(自動車燃料含む)は予想外にマイナスに落ち込んだが、この後の英中銀金融政策委員会(MPC)での政策決定を前にポンド売りは小幅にとどまった。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円96銭から108円06銭、ユーロ・円は119円40銭から119円56銭、ユーロ・ドルは1.1052ドルから1.1065ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は108円付近、方向感は乏しい