17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円35銭まで上昇後、108円06銭まで反落して引けた。米国の8月鉱工業生産・8月設備稼働率や9月NAHB住宅市場指数が予想を上回ったため一時ドル買いが強まった。その後、NY連銀がリバースレポで資金を供給し上昇した短期金利を抑制したことや連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを織り込むドル売りが再燃。

ユーロ・ドルは、1.1021ドルから1.1074ドルまで上昇して引けた。

ユーロ・円は、119円16銭から119円78銭まで上昇。サウジアラビアの石油産出復旧が従来予想されていたよりも早まる見込みであることが明らかになると、原油価格が反落したため、経済への懸念が後退。リスク選好の円売りが優勢となった。

ポンド・ドルは、1.2411ドルから1.2527ドルまで上昇した。

ドル・スイスは、0.9969フランへ上昇後、0.9921フランまで下落した。

[経済指標]・米・8月鉱工業生産:前月比+0.6%(予想:+0.2%、7月:−0.1%←-0.2%)・米・8月設備稼働率:77.9%(予想:77.6%、7月:77.5%)・米・9月NAHB住宅市場指数:68(予想:66、8月:67←66)・米・7月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+843億ドル(6月:ネット長期有価証券+1006億ドル←+991億ドル)・米・7月対米証券投資全体:+438億ドル(6月:+210億ドル←+17億ドル)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 9月17日のNY為替概況