12日のマザーズ先物は前日比17.0pt安の855.0ptと大幅反落となった。高値は882.0pt、安値は855.0pt、取引高は891枚。米中対立が和らぎ、世界経済の減速に歯止めがかかるとの期待から前日の米国市場は主要3指数そろって上昇。これに加えて、日本時間の取引開始直前に、トランプ大統領による対中制裁関税の10月15日への延期表明があり、為替は節目の1ドル=108円台までの円安に突入。こうした背景から、日経平均も節目となる21800円台まで上昇する場面をみせるなど、本日は半導体や機械といった景気敏感株を中心に、値がさハイテク株が賑わう一日となった。そのため、投資家の関心は主に東証1部へと向いており、バイオ関連株などが集まるマザーズ市場は同関連株をはじめとした主力級株から、昨日まで上昇が目立っていた銘柄まで全般として利食い売りが優勢であった。東証1部が賑わうなかでマザーズ先物は小高く寄り付いた後はすぐに下落へと転じ、その後も下落基調が続いた。売買代金上位では、そーせい<4565>
やサンバイオ<4592>といったバイオ関連株をはじめ、メルカリ<4385>、HEROZ<4382>などの主力級株が大きく下げた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:大幅反落、主力級株を中心に利食い売り優勢な一日