10日の日経平均は6日続伸した。終値は200日線を上放れた。一目均衡表では、株価は雲上限を突破して3役好転が完成し、買い手優勢の地合いを確認した。上昇中の転換線の下を走る基準線が上向きに転じてアップトレンドを補強。遅行線は株価との上方乖離幅を広げ、強気シグナルが鮮明になった。ボリンジャーバンドでは、株価は+2σ上をキープして上値拡張局面の継続を示唆している。RSI(14日ベース)は68.54%(昨日69.23%)に小幅低下。過熱圏入りの目安とされる80%まで余裕があり、株価の上昇余地を窺わせる。ただ、ローソク足が上ヒゲを伴う小陽線で引けて上値の重さを示したほか、25日線との上方乖離率が3.49%に拡大しており、短期的な過熱感も増している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:6日続伸、一目均衡表は3役好転