S&P500先物       2960.75(+22.25) (17:50現在)
ナスダック100先物  7805.50(+82.75) (17:50現在)

 17時50分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は210ドル高ほどで推移している。欧州株式市場はほぼ全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、5日の米株式市場は買い優勢で始まりそうだ。

 前日、香港では逃亡犯条例の改正案の正式撤回が発表され、英国議会ではEU離脱期限の延期法案を可決し、ジョンソン首相からの総選挙実施動議を否決。そして、本日は米中貿易協議の再開がずれ込んだものの10月前半に決まり、世界的にリスク回避ムードは後退している。NY原油先物は、需要回復期待による買い継続で強含みの展開が見込まれる。

 本日発表となる米国の経済指標は、先週分新規失業保険申請件数、4-6月期非農業部門労働生産性改定値、8月サービス業PMI改定値、8月ISM非製造業景況指数、7月製造業受注、7月耐久財受注改定値。なかでも、ISM非製造業景況指数はやや反発が、製造業受注は伸び拡大が予想されおり、株式市場にはややポジティブな材料となる可能性がある。決算発表では、シエナなどが予定されている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:世界的にリスク回避ムードは後退