29日のマザーズ先物は前日比14.0pt安の826.0ptと4日続落となった。高値は844.0pt、
安値は821.0pt、取引高は1468枚。前日の米国市場は、長短金利逆転の逆イールドの緩和や、原油相場の上昇を背景に主要3指数そろって反発。こうした背景に加えて、日本時間早朝には為替が1ドル=106円台と円高に一服感もみられていたことから、東証1部市場も小幅に続伸してはじまった。一方、マザーズ先物は、昨日までのバイオ関連株を中心とした売り優勢の流れが続いた形で下落してスタート。前場は下落幅を拡大する展開が続いた。ただ、寄り付き直後に改めて円高に振れていた為替に落ち着きが出てきたことや、それに伴う形で東証1部市場での買い戻しの動きが見られるにつれ、次第に下値を固めていった。結局、その後はこう着感の強い展開のまま取引を終えた。
売買代金上位では、昨日までに引き続きアンジェス<4563>が15%超の大幅な下落。その他のそーせい<4565>やオンコリス<4588>、サンバイオ<4592>といったバイオ関連株も大きく下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:4日大幅続落、バイオ関連株の軟調つづく