本日のマザーズ先物は、前日までと同様にバイオ株の動向を見極める展開となりそうだ。前日までのマザーズ市場では、アンジェス<4563>が大幅に続落したことを始め、ナノキャリア<4571>、オンコリス<4588>などのバイオ関連株が総じて軟調な推移とみせている。本日もバイオ株に対する下げ基調が継続した場合は、マザーズ先物にもヘッジ売りが一段と増加する可能性があるだろう。一方で、前日の米国市場では、原油相場が底堅く推移したことなどから、NYダウなど主要指数が反発。円相場も1ドル=106円前後と円高基調が一服しており、これら外部環境としては投資家心理の下支え役として寄与するだろう。バイオ株に対する売りに一巡の兆しが見られた場合は、マザーズ先物はここ3日間で4%超下落していることもあり、急ピッチの下げに対する反動から下値では押し目買いも入りやすくなろう。上値のメドは850.0pt、下値のメドは830.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:バイオ株の動向を見極め