28日の日経平均は小幅続伸した。ローソク足は寄り値と引け値がほぼ同値で上下に短いヒゲを伴うコマ(星)を形成し、相場の気迷い状態を裏付けた。ただ、日経平均が今年最安値圏に近い水準にあるため、コマ形成が続けば底放れの兆候となり得る点に留意したい。一目均衡表では、転換線と基準線が横ばいを続け、こちらも方向感が出にくい形状。ただ、週末30日にかけて遅行線の応当日の株価が上昇していくため弱気シグナルが増大しやすく、押し目買い余力は限られよう。ボリンジャーバンドでは、2日連続で-1σを上回って引け、RSI(14日ベース)は47.40%(昨日44.15%)に上昇しており、弱気圏からの離脱トレンドを描きつつある。


<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:小幅続伸、5日線が圧迫もRSIは弱気離脱を示唆