本日のマザーズ先物は、前日の米国株の下落を受けて買い見送りムードとなりそうだ。前日の米国市場は、米中貿易協議の先行きに対する警戒感から上値が重く、NYダウなどの主要株価指数は反落した。日経平均も戻り一服となることが見込まれ、中小型株は先高期待が高まらず、マザーズ先物の買い見送りにつながりそうだ。前日のマザーズ指数は逆行安となり、下値メドの1つと目される850pt近辺まで調整しているため、メルカリ<4385>などマザーズ銘柄の一角では買い戻しや押し目買いの動きが出てくる可能性もあるが、自律反発の域を出ないだろう。市場では「米中摩擦に絡みトランプ米大統領の発言に振り回される展開が続いており、個人投資家はへき易している。来月初旬に米中閣僚級による通商協議が再開され、解決に向けた糸口をつかめなければ失望感に変わる」との声もある。マザーズ指数や先物も当面は方向感が定まらず、低位もみ合いが続きそうだ。上値のメドは860.0pt、下値のメドは840.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:先行き警戒感拭えず買い見送りムードか