本日のマザーズ先物は、外部環境の落ち着きを背景に堅調な展開となりそうだ。前日の米国市場では、トランプ大統領が米中貿易協議の再開を表明し、米中摩擦激化への懸念がいったん和らいでいる。協議の先行きはなお不透明で、株式相場全体の反発力を見極める必要があるだろうが、ひとまず落ち着きを取り戻しそうなことはマザーズ先物にとってもポジティブ要因だ。また、本日は外部環境としても米国株の反発や円高一服が確認されており、個人投資家による押し目買いも入りやすくなろう。個別では、指数インパクトの大きいアンジェス<4563>がイスラエルのバイオハイテク企業への出資を発表している。同社株は足元で大幅な上昇をみせている分、これを受けて利食い売りが出る可能性もあることから動向を注視したい。上値のメドは875.0pt、下値のメドは860.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:外部環境の落ち着きを背景に堅調な展開か