23日午前の東京市場でドル・円は106円50銭台で推移。日経平均株価は44円高で推移しているが、株高を意識したドル買いは特に増えていないようだ。仲値時点のドル需要は通常並だったようだ。米長期金利の反転を意識して目先的にリスク回避的なドル売りは抑制される見込み。日本時間夜に行なわれるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容を点検したいと考えている投資家は多いことから、アジア市場における主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性がある。ここまでのドル・円は106円40銭から106円52銭で推移。
・ユーロ・ドルは、1.1086ドルから1.1079ドル、ユーロ・円は117円90銭から118円07銭で推移している。

■今後のポイント
・米大幅利下げ観測後退
・9月1日に対中関税の一部発動へ
・中国、ドイツの景気刺激策

・NY原油先物(時間外取引):高値55.56ドル 安値55.33ドル 直近値55.38ドル



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は106円50銭台、下げ渋る展開