こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの特別講師である戸松信博先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。本日ご紹介するコラムは、戸松信博先生が書かれた『波乱をおこす”トランプツイート”』という記事です。

本コラムでは米国のFOMCでの利下げ発表についてお伝えしています。7月31日にFRB(連邦準備理事会)は市場の予想通り10年半ぶりの利下げを発表しました。利下げ幅は大方の予想通り0.25%の下げで、政策金利は2.00~2.25%となりました。

この利下げについて戸松先生は『複数回の連続利下げを含むいわゆる「利下げラウンド(利下げ局面)」入りではないと明言されたことで、連続大幅利下げを期待していた短期筋からの失望売りを誘い、ダウは333ドル安となりました』と説明。

このように失望売りとなったものの、もし『連続的な利下げ局面入りするとなれば、それは同時にリセッション入りを意味するため、株価と経済は同時不況に陥る悪いサインとなります』と伝えます。そのため、今回利下げ局面入りが否定されたということは『長期的には健全な経済が続くことになり、強さの目安となる金利水準は自然に上昇し(自然に上昇するのであって利上げで無理やり上昇するのでない)、株価上昇も続くと期待できます』と見解を述べています。実際、米国市場では利下げが発表された31日に短期的なショックがあったものの、翌8月1日(木)には開始早々にダウが300ドル超上昇しました。

しかし、トランプ大統領が対中関税の第4弾についてツイートしたことにより、8月1日(木)のダウの終値は▲280ドル安で引けました。そもそもトランプ大統領は『FOMC前からFRBに連続的な大幅利下げを行うよう圧力を掛け続けてきており、そして利下げ局面入りを否定したFRBに対して直ちに憤慨して批判ツイートしています』。そのため、『まるでFRBが連続利下げに入らざるを得なくさせるように(=景気を悪化させる)』ツイートをしたとみることもできます。


上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の8月6日付のコラムである『波乱をおこす”トランプツイート”』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ





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情報提供元: FISCO
記事名:「 波乱をおこす”トランプツイート”~投資の学校(高井ひろえ)