8日の米国市場は、NYダウが371.12ドル高の26378.19、ナスダック総合指数が176.33pt高の8039.16と急伸し、シカゴ日経225先物も大阪日中比215円高の20775円と値戻しが進んだ。9日早朝の為替は1ドル=105円80銭付近と、昨日大引け時点より30銭程度の円高。本日の東京市場は米中貿易摩擦の懸念後退を背景に東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、太陽誘電<6976>といった電子部品株を中心に買いが昨日に続いて優勢となりそうだ。ただ、為替が再び1ドル=105円台の円高に振れているため、トヨタ<7203>や任天堂<7974>などの大型輸出株の上値は重そうである。昨日引け後に業績予想の上方修正を開示した国際帝石<1605>は原油先物高などもあり追い風となろう。また、既存店の客単価および客数がともに伸長したことが寄与したことにより、19年12月期第2四半期の累計連結営業利益が前年同期比9.9%増と好調だったマクドナルド<2702>なども個別に買われると予想される。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された日清食HD<2897>、三和HD<5929>、グレイステクノロジー<6541>、JVCケンウッド
<6632>、レーザーテック<6920>などに注目。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:グレイスやレーザーテックに注目