7日の日経平均は4営業日続落した。ザラ場高値と安値は前日の値幅内に収まり、強弱感の対立が窺える。ただ、ローソク足は下ヒゲを伴う陰線である「下影陰線」を形成したほか、25日線や75日線など主な移動平均線は下降を続けており、戻りの鈍い地合いを示唆している。一目均衡表では、日々線は雲下で推移。遅行線は株価とのマイナス乖離幅をさらに広げ、弱気シグナルが鮮明になった。ボリンジャーバンドでは、-2σと-3σの間で推移し、レンジの下方拡張トレンドの延長を示唆した。RSI(14日ベース)は32.27%(前日32.25%)とほぼ横ばいで引け、売られ過ぎ圏とされる20%付近に向けた下降トレンド継続が警戒される。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:4日続落、ローソク足は強弱感対立を示唆