本日のマザーズ先物は、前日の米株高などを受けてやや買い戻しの動きが先行しそうだ。
前日の米国市場では、人民元相場の下げ止まりをきっかけに米中摩擦激化への過度な警戒感が後退。NYダウなどの主要株価指数は大幅に反発した。また、クドロー米国家経済会議
(NEC)委員長が米メディアとのインタビューで「トランプ米大統領は中国との協議継続を望んでいる」「中国への関税についての状況は変わり得る」などと語ったことも、投資家心理の改善につながった。こうした流れを受け、マザーズ先物にも買い戻しの動きが波及するだろう。ただ、米中双方が通商問題で歩み寄りを見せるかは見通せず、不透明感は依然残っている。通商問題に関する報道次第で再び混乱することも想定される。また、人民元相場を睨んだ神経質な展開が続きそうだ。このため買い戻しの域を出ず、戻りが鈍くなる可能性もある。上値のメドは880.0pt、下値のメドは860.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:買い戻し継続も、なお不透明感残る