30日の米国市場は、NYダウが23.33ドル安の27198.02、ナスダック総合指数が19.71pt安の8273.61と緩み、シカゴ日経225先物は大阪日中比175円安の21485円と値下がりした。31日早朝の為替は1ドル=108円60銭前後と、昨日大引け時点とほぼ同水準。本日の東京市場は、昨日大引け後に4-6月期の営業利益が3年連続で過去最高だったと発表したソニー<6758>など好決算銘柄を中心に買いが予想される一方、同期間の大幅減益決算を発表した任天堂<7974>には売りが予想される。午前10時には中国製造業PMIが公表される予定で、米中貿易摩擦による生産活動停滞の深刻化が確認されるとなると、ファナック<6954>やキーエンス<6861>をはじめとした設備投資関連株を中心に売りが強まりそうだ。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を日本時間8月1日未明に控えているため、積極的に売買する展開にはなりにくいであろう。東京市場全体では輸出関連株の取引が見送られるなかで、好決算だったZOZO<3092>など流動性の高い内需株を中心に個別物色の展開が予想される。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された商船三井<9104>、SCSK<9719>などに注目。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:商船三井やSCSKに注目