25日午前の東京市場でドル・円はもみ合い。今晩の欧州中銀(ECB)理事会での政策決定が注目されるなか、様子見ムードが広がった。

ドル・円は108円前半の極めて狭いレンジで方向感の乏しい値動き。ECB理事会で今後の利下げへの道筋に思惑が広がりやすく、ややユーロ売り・ドル買いにふれやすい。ただ、積極的な売り買いは手控えられたようだ。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株高継続への期待感から円売りに方向に。また、来週開催予定の閣僚級の米中貿易交渉への進展期待から上海総合指数はプラス圏で推移し、円売りを支援しているもよう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円13銭から108円24銭、ユーロ・円は120円42銭から120円57銭、ユーロ・ドルは1.1134ドルから1.1144ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円はもみ合い、ECB理事会控え様子見