本日のマザーズ先物は、前日の急落後の反動から押し目買いが先行して始まりそうだ。前日は日経平均が一時心理的な節目の21000円台を割り込んだことなどを受け、リスク回避の動きからマザーズ先物は2%超の下落を演じた。前日の米国市場では、利下げ期待などから主要株価指数は上昇したため、急ピッチの下げに対する警戒感から自律反発を狙った買いが期待されよう。ただ、週末に加え、21日は参院選を控えているだけに、積極的にポジションを傾ける地合いにはなく、戻りも限定的に留まろう。また、円相場も1ドル=107円台前半と円高が進行しており、センチメント好転が見込みにくく、買い一巡後は上値の重い展開が見込まれる。物色としても、短期資金は低位株に向かいやすいとされ、指数インパクトの大きい銘柄が上げ幅を拡大してマザーズ先物高に寄与するシナリオは想定しにくいと見られる。上値のメドは880.0pt、下値のメドは860.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:戻りは限定的か