18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円02銭まで上昇後、107円21銭まで下落して、107円25銭で引けた。米7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想外に上昇しほぼ1年ぶり高水準となったことを好感したドル買いに拍車がかかった。その後、ウィリアムズ米NY連銀総裁やクラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長が積極的な利下げの可能性を示唆したため7月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利下げを織り込むドル売りに拍車がかかった。さらに、トランプ大統領が米国が防衛の目的でイランの無人機を撃墜したことを明らかにすると米国とイランの緊張激化を警戒したリスク回避の円買いに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1212ドルから1.1281ドルまで上昇し、1.1275ドルで引けた。

ユーロ・円は、120円88銭から121円14銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.2465ドルから1.2558ドルまで上昇した。英下院が合意ないEU離脱阻止を目指す修正案を可決したため、警戒感が後退。

ドル・スイスは、0.9880フランから0.9809フランまで下落した。


【経済指標】・米・7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:21.8(予想:5.0、6月:0.3)・米・先週分新規失業保険申請件数:21.6万件(予想:21.6万件、前回:20.8万件←20.9万件)・米・失業保険継続受給者数:168.6万人(予想:170万人、前回:172.8万人←172.3万人)・米・6月景気先行指数:前月比-0.3%(予想:+0.1%、5月:0.0%)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 7月18日のNY為替概況(訂正)