本日のマザーズ先物は、前日の米国株高を映して買い先行でスタートしそうだ。前日の米国市場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、今月末の利下げ期待が高まり買いが先行。NYダウなど主要株価指数は反発した。注目を集めたパウエル議長の議会証言では、早ければ7月末の金融政策会合で利下げに踏み切る可能性を示し、ハイテク関連銘柄の多いナスダック総合指数は最高値を更新し、半導体関連銘柄で構成されるSOX指数も上昇した。日経平均株も反発して始まりそうで、個人投資家のマインド好転につながるだろう。ただ、本日は安川電<6506>などの決算発表が予定されている。安川電は、中国関連株のバロメーターと位置づけられており、業績が低迷するようであれば、翌日の市場悪影響を及ぼす可能性があるだけに決算内容を見極めたいとの思惑が働くだろう。このため、買い一巡後は再び要す様子見姿勢が強まりそうで、上値の重い展開が想定される。上値メドは910.0pt、下値のメドは900.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:米国株高を映して買い先行も上値は重い展開か